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新型フラッシュディフューザー/ストロボディフューザー クリップオン・ソフトライト・スクリーン 製品案内ページへ
カード型フラッシュディフューザー/ストロボディフューザー《実用新案登録第3166515号》 日本製日本国旗

■使いこなしのポイント・注意事項 〜イメージどおりの写真を撮るためのヒント〜

 このページは、クリップオン・ソフトライト・スクリーンを上手にお使い頂くための技術的なことについて書かれています。やや専門的な内容・用語が多くございますがご容赦下さい。
 今後、より易しい入門者向けの記述を増やしてまいります。

【撮影を始める前に】
 カメラの自動調光を正確に機能させるため、まずテスト撮影をして必要に応じて露出補正を行って下さい。
 露出補正で調整しきれない場合には調光範囲を超えていると考えられます。ISO感度設定を変えて下さい。
 調光方式を切換え可能な機種の場合は、カメラメーカーの推奨する適切な調光モードに設定して下さい。

 明るい屋外環境で使う場合の注意点:
フォーカルプレンシャッターを用いるデジタル一眼レフの特性上、環境光が極めて強いときには極端に被写体に寄らない限り内蔵フラッシュの光量では十分な効果が得られないことが多くなります。
晴天の日なたでの人物撮影には、大出力の外付けフラッシュやレフ板の利用も検討して下さい。

【調光補正について】
 カメラの機種によってはフラッシュの発光量を加減する設定(調光補正)がありますので、露出補正と組み合わせてお使い下さい。
(※現在当製品が対応している全てのカメラにこの機能があります。)

 例えばニコンDシリーズの場合は、あらかじめ+1.0程度調光補正をすると適正露出が得やすくなります。
 カメラのメーカー/機種、使用するレンズ等により特性が異なり、調光方式によっては被写体との距離も大きく影響します。設定を変えながらお試し下さい。

ファインダーキャップ【セルフタイマーやリモートレリーズ使用時の注意】
 光学式ファインダーの機種では、撮影者がファインダーを覗いていないと接眼部から進入する外光のため露出計が正確に働かず、フラッシュの発光が弱くなる場合があります。
 セルフタイマーやリモートレリーズを使い、ファインダーを覗き込まずに撮る場合には、必ずカメラ付属品のファインダーキャップ(アイピースキャップ)や、内蔵アイピースシャッターなどを使って、接眼レンズを塞いで下さい。(機種によってはキャップが別売りになっていることがあります。)

★カメラ機種別の傾向・注意点

【調光モードの適性】※光量不足のときは必ずご確認下さい
 カメラが被写体の距離や反射率を検出して発光量を決める調光方式(ソニーαシリーズに搭載されている「ADI調光」など)は、ディフューザーを使用すると発光不足で暗い写真になる傾向があります。その場合には調光モードを切換えてお試し下さい。
 ソニーαシリーズの取扱説明書およびハンドブックには、各調光モードの動作条件が明記され、ディフューザーの利用についても予め想定されています。ご確認の上、カメラメーカーの推奨するモード(P-TTL)に切換えてお使い下さい。

【シャッタースピード自動設定の有無】
 特に絞り優先自動露出モード(A,Av)のときに内蔵フラッシュをポップアップさせると、自動的に手ぶれ・被写体ぶれの心配が少ないシャッタースピードが選ばれる場合と、スローシャッター(スローシンクロ撮影)になってしまう場合の2通りがあります。キヤノンのEOSシリーズでは初期状態でスローシャッターを許容する設定になっているため、特にカメラを手持ちで撮影する場合や、人物など動くものを撮る場合には[MENU > カスタム設定(C.Fn)]または[MENU > 撮影タブ > ストロボ制御]内の「Avモード時のストロボ同調速度」でシャッタースピードを制限しないと予想外の長時間露出で失敗する確率が高くなります。詳しくはお手持ちの機種の取扱説明書をお読み下さい。

【感度設定・撮影距離について】
 フラッシュ直射の場合と比べて被写体に照射される光量が少なくなります。露出補正をしても明るく撮れない場合にはISO感度を高く設定して下さい。
 また、日中の屋内外での逆光補正に使う場合など、比較的明るい場所でフラッシュの効きが弱く感じられるときには、感度を低めに設定してみて下さい。
 通常は ISO 1600 以下の感度で適正露出が得られます。ISO 400 を中庸とお考え下さい。
 被写体との距離が離れすぎないよう、概ね3m以内の距離を保ってお使い下さい。感度を上げられない場合でも1歩寄るだけで光量に余裕が生まれます。
撮影条件に合わせた感度設定の傾向と目安
● 被写体が遠い場合
● F値(絞り値)が大きい場合
● 周りに天井や壁などの反射物が少なく、暗い場所での撮影

感度高め
● 被写体が近い場合
● F値が小さい場合
● 明るい場所での撮影

感度低め

【ホワイトバランスについて】
 ホワイトバランスは特に意図がない限り自動調整(AWB・AUTO)もしくは太陽光にセットすればOKです。
 フラッシュ特有の強い青色の光が抑えられるので、フラッシュ/ストロボに合わせた場合には少し暖色傾向の写真になります。

レフ板を使ったバウンス【天井バウンス・レフ板を使ったバウンス】
 当製品は周辺を明るく照らして環境光を作り出す強力なバウンス機能を併せ持っています。白っぽい天井などの反射面が有効に作用すると、内蔵フラッシュだけで自然な室内の明かりを再現できます。
 商品撮影やポートレートにはレフ板(反射板)を併用したバウンスもお試し下さい。(右図参照)作例サンプル4で使用

【内蔵フラッシュをコントローラーとして使うワイヤレスシンクロに】
 外部フラッシュを使ったワイヤレスシンクロ撮影時にも有効にお使い頂けます。内蔵フラッシュの微小発光(トリガー発光)により意図せず発生する影が目立たなくなり、その光をキャッチライトとして役立てることもできます。→サンプル6を参照
(※お使いになる機種やセッティングによっては適切な光量が即座に得られない場合があります。適宜、露出補正・調光補正、および感度調整を行って下さい。)

【背景との距離の目安(参考値)】
 例を挙げると、当製品を使って通常のポートレートや2・3人での記念撮影で壁を背景にして人物を撮るとき、壁からおよそ50cm(だいたい靴の長さ2個分)以上離れて写ってもらうと、Vサインをした指の影などが目立たなくなります。
(※このときの撮影距離は一般的に1.5m〜2m程になります)
被写体と壁が離れるほど、影は薄くなって輪郭もぼやけ、被写体から離れて見えます。
光軸に対してフラッシュの反対側に影が出ますから、カメラを倒して縦長構図で撮る場合には影を出したくない方にフラッシュが来るように構えて下さい。被写体が人物の場合、顔の向きとフラッシュの位置は同じ方向にするのが基本的なパターンです。
証明写真のような用途では正位置で撮ってから縦長にトリミングしましょう。

■カメラ内蔵フラッシュの発光時間について

フラッシュの調光グラフ フラッシュを使うと手ぶれや被写体ぶれを防ぐことができますが、それがどの程度のものか実感が湧かない方は、試しに換気扇や扇風機の羽など高速で回転しているものを撮ってみてください。

 カメラ内蔵フラッシュの閃光時間は最大でも1/1000秒程度と短く、ISO感度をより高く設定するなどして発光量を抑えれば右のグラフのように、さらに短くなります。(NikonのDシリーズをお持ちの方なら内蔵フラッシュ発光モードを「マニュアル」にすれば最大光量の1/32=時間にしておよそ3万分の1秒まで自由に設定できますから、使い方次第でかなり面白い写真が撮れます。)

シャッターとフラッシュの作動チャート  この短い発光時間のおかげで、例えば2〜3絞り(シャッタースピード2〜3段)分の露出不足を内蔵フラッシュで補った場合、2絞りで全体の75%、3絞りでは約88%の露光が1/1000秒以内で完了します。フラッシュ光の割合が高いほど、被写体ぶれや手ぶれとは無縁になります。

 逆に閃光時間を長くは出来ないので、被写体のブレを利用した躍動感のある写真を撮りたい場合は、フラッシュ以外の明かりも利用しながら、発光タイミングの工夫(後幕シンクロ)などが必要になります。

■お取り扱い・お手入れ方法

 製品本体に反り・曲がりが生じた場合には、無理に直そうとせず、そのままケースに入れて平らな場所に常温で放置すれば自然に復元します。ケース自体の反りも元に戻ります。

 製品本体に付着してしまった軽い汚れは、セロハンテープの粘着面を繰返し軽く押し当てれば落とすことができます。それでも落ちない場合には、水拭きしたり、薄めた食器用洗剤をお使い下さい。

 アルコール、シンナー、ベンジン、石油等は、変色や劣化の原因となる可能性がありますので使わないで下さい。
 (※上記有機・石油系溶剤の保存容器と基本的に同じ材質で出来ていますが、当製品の用途上必要な性能を維持して頂くため、これら溶剤の使用は禁止とさせて頂きます。)


 商品についての質問等ございましたらinfo@imagenique.com まで、メールでお問い合わせ下さい。

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